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新入社員・新社会人必見:社会人のファッションの教科書「男の服装術」のすすめ

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今回は落合正勝氏の「男の服装術」という本について紹介させていただきます。

スーツの着こなしの勉強や社会人のお洒落とはがわかる本です。

新入社員やサラリーマンのファッションに興味を持った!という方から、スーツ等紳士アイテムの歴史を知りたいという方まで、幅広い層をカバー出来ます。

スーツスタイルのカッコいい姿とは?がきになる方は、ぜひ参考にして見てください。

私もこの本を入社前に購入して、ひたすら読み漁ってました。

それでは、実際に読んで感じたことなどをつらつら書きます。

 

 

過去の新入社員・新社会人必見シリーズはこちら


 

作者について

 落合正勝氏とは

東京都中央区築地生まれ。立教大学法学部卒業。『ジャパンタイムズ』をへて服飾評論家として独立。1994年5月、男性向けファッション雑誌『Men'Ex』(世界文化社)の連載で、『クラシコ・イタリア』という言葉を紹介し、「ファッションとは流行を追うばかりでなく普遍的なクラシックがある」と主張し、服飾評論の世界に一石を投じた。1997年フィレンツェ市長より「ベスト・ペン・プライズ」を受賞。1998年、東洋人として初めて「クラシコ・イタリア大賞」を受賞。ファッション誌に限らず、中日新聞や生活雑誌『サライ』(小学館)などでも連載をつとめた。2006年8月7日、咽頭癌で死去。享年61。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/落合正勝

 

wikiからの引用です。

服飾評論家として活躍していた方です。

この記事を書いているときにふと思い出してたのですが、昔「落合正勝ミュージアム」というコーナーがMens EXのHPにありました。落合氏が生前愛用していた、靴・スーツ・鞄 等が紹介されていたのですが、今は閉鎖されてしまったようです。

当時はあのHPを見ながら、「早く稼いで良いモノを買いたい!クラシックを目指したい!」と思っていました。

今はクラシックと離れてしまっていますが、それは後ほど・・・。

 

 

この本との出会い

社会人になるにあたり、避けて通れないのがかっこいいスーツスタイルとは?です。

学生時代に毎日着ていた、いわゆる「私服」とは異なる「スーツスタイル」。

就活の時のスーツはスーツと言うより「制服」でしたよね。

みんな同じ格好で大抵は同じ紳士服店で同じスーツを買っていた気がします。

就職するとなって、当時の私は戸惑いました。

就活のような制服のような格好ではなく、いけてる服装で会社に行きたい。

でも、スーツスタイルのかっこいいってなんだろう。。。

また1からファッションを勉強し直しだ。

しかも革靴からスーツまで何を買うのが正しいのかわからない迷える子羊状態でした。

知ってる革靴ブランドはリーガルのみ、スーツの生地も、シャツの襟の形も、靴下の色もネクタイについても何も知らないわからない。

ネットを見てもなんか、信用できない情報な気がする・・・。

(今思えば、アフィリに特化しすぎた記事は多いと感じていたのですね。)

服好きで私より早く社会人になったいた友人に相談した時に紹介されてのが 男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまででした。

 

 

ファッション雑誌とファッションの教科書

この本は英語の参考書でいうと、「Forest」です。

基礎であり、辞書であり、全てが詰まっているのではないかと私は思っています。

クラシックとトラディショナルです。

流行ではなく、基礎を学ぶ、紳士の歴史を学ぶ、原点とは?の回答が詰まっています。

雑誌はその時の流行を学べますが、教科書のようなこの本は普遍的です。

 

・・・

言いたいこと伝わってますかね・・・

迷った時はこの本を読めば大丈夫!ということですね。

 

 

本の内容についてちょっとご紹介。

本は以下の6章に分けてモノを紹介しています。

 

・スーツ

・靴

・シャツ

・ネクタイ

・靴下

・着こなし

 

つまり、この1冊で全て網羅できるのです。

例えば「靴」についてはさらに以下のカテゴリーに分けられています。

 

・製法によって異なる履き心地

・靴はできるだけ高価なものを選ぶ

・クラシックなスタイルにフィットする靴

・クラシックなスーツに合わせる紐付きの靴の種類

・靴紐についての考察

・靴の手入れ

 

このように、靴の製法から選び方〜磨き方まで詳細に記載されています。

また、冒頭はカラーのページがあり、落合氏の私物が紹介されています。

冒頭ページを読むだけでも面白です!

また、ただ文章が続いているのではなく、途中で一言「ポイント」があることや、レイアウトなどで、純粋に本が読みやすいのです。

 

 

言い回しが面白い!

ただの教科書ではないのがこの本の面白さです。

評論家ということで、ワードセンスやちょっとした言い回し、表現が面白いです。

私が一番好きなのは靴の手入れにある文章です。

 

「〜〜たいていの人は、奥方の使用済みのストッキングを用いるはずだが、若い愛人のストッキングでもいっこうに構わない。愛人のストッキングで磨いた方が艶が出ると感じるのは偏見である。奥方より愛人のストッキングの方が、高価であるという単純な理由にすぎない。〜〜」

 

男の服装術より 

 

このような記載もダンディズムを感じますよね。

感じますよね。

 

自分のスタイルを築き上げる。

この本は、ダンディズムの基礎であり全てであると今でも思っております。

普遍的なものなので、この1冊で大丈夫なはずです。

それでは、今の自分はこの本のようにダンディズムに近づいているのでしょうか。

否。

雨用の靴を準備して履いてる時点でアウトですね。 

通勤時の鞄も天然素材ではないです。 

この本で謳っているダンディズムからは離れていますが、これでいいのです。

出社する時に雨が降っていたら雨用の靴を履くことで、他の靴のダメージは防げます。

3wayのブリーフケースをリュックタイプにすれば、両手が空いて便利です。

ナイロンは革より軽し、手入れも楽です。雨にも強いです。

外勤・泊まりの出張には欠かせないです。

「三万の靴を三度見送り。九万円の靴を購入することはダンディになるための賢い方法」とありますが、入社前のお金のない時期には無理ですし、今でも10万クラスの靴を買うのは大変です。。

 

その人の仕事や環境によって出来る出来ないがあると思います。

私は出張が多いので、鞄はダンディより利便性を求めてTumiを購入しました。

夏は暑いのでクールビズでポロシャツを着ますし、まして、化学繊維のユニクロの快適パンツばっかです。

 

でもダンディズムを忘れないようにする。

 

靴は毎回磨くように心掛ける。ネクタイの柄やカラーを気をつける。

 利便性を求めながらも、ダンディズムを忘れないようにする。

これが今心掛けている私のスタイルです。

 

おわりに

いかがでしょうか。久々の長文となりました。

読み返すと相変わらずよくわからんこと書いていたり、重複してくどい文章が多いですが、今回は修正をあまりせず、感じたままに書きました。

ブログ作成中に、「これなんていうんだっけ・・・」という表現とかもこの本から引っ張るので辞書的存在です。

ダンディでトラディショナルでクラシックな男性になりたい人は読みましょう。

私もこの後、久々に読み返して初心忘れないようにします。

おしまい