私の所有している靴の中で高頻度で履くのが、三陽山長ストレートチップの友之介です。
新品で革靴を購入し、痛みに耐えながらも最高のフィット感に到達するまで、何度も足を入れ履き続ける。時にはバンドエイドにお世話になったり、痛みに耐えられずオフィスで靴を脱いで仕事をする。電車で座ることが出来たらまず靴を脱ぐ。
その痛みを乗り越えた先にあるフィット感、革がやさしくもしっかりと自分の足を包む感覚。それを味わうことが革靴の楽しみの一つだと私は思っております。
今日紹介する靴こそがこの醍醐味を味わせてくれた一足です。
④三陽山長:友之介
ブランド:三陽山長
モデル:友之介
サイズ:6 1/2
購入時期:2015年7月頃
茶色のストレートチップが欲しいと新宿伊勢丹に向かい様々な靴を試着した結果、購入した一足です。実は英国靴が欲しいと思い何足も試着したのですが、どうしてもサイズが合わなく断念することになりました。。。
その時に出合ったのがこの「三陽山長 友之介」です。
[サンヨウヤマチョウ] 友之介 Q7432-002 57 コーヒー JP 75(25.5cm)
正面
色は濃い茶色(コーヒー色)です。前回紹介したSCOTCH GRAIN:50周年記念モデルよりは薄い色になっております。
シワのアップ
無駄なシワがなくサイズがバッチリなのです!つま先の磨きが甘いですね。。。ごめんなさい!
ところで友之介の購入を決めた理由ですが、ズバリ「サイズ」です。
「グッドイヤー・ウェルト式の靴を購入するときは多少きつめのものを選ぶと良い」と言われていますよね。私の足の場合どうしてもクロケット&ジョーンズやチャーチ、チーニ―などの英国靴はまったくサイズが合わなかったのです。つま先が痛いので、サイズを上げると踵がゆるくなるの繰り返しでした。。。
そこで最後に試着したのが友之介。ほどよいきつさと私の踵を包み込むホールド感がたまらないものでした!ここで即購入を決断。シューキーパーも一緒に。
店員さんいわく、日本人に合う木型とのことでした。また踵も小さめとも言っておりました。それは私の足にバッチリ会いますね。長々と購入までのストーリー書きましたが次はソールの紹介です。
ソール
ご覧の通り(もうすでに履きこんでいますが)カラス仕上げのヒドゥンチャネル仕様です。Pediwearのものより丈夫で丁寧な仕上がりです。
カラス仕上げの場合はソールに傷(ぼこぼこ)がつくまで滑り易くて大変ですよね。私は小石が敷いてあるような場所やコンクリートの上でわざと、がりがりして傷をつけて滑りにくくしてます。(邪道ですかね。。。)
購入時の試着では多少きつく感じるのですが、いざ履き始めると痛くてたまらないことって多々ありますよね。。。足底の詰め物がしっかり沈み、革が足に会うまでの時間は靴によって異なる気がします。
友之介の場合、「購入を失敗したーもう履きたくない」と思いながらも週に1回は履いて約一年後にやっと実を結びましたからね。
いまでは私が持っている靴の中で一番フィットする靴になりました。(我慢して履き続けてよかったです^^)
おわりに
革靴にはまり始め3年目、まだまだ初心者だとは認識していますが、いまだにサイズ合わせは苦手ですね。日々勉強です。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました^^
スコッチグレイン、リーガル、三陽山長、J.M WESTON、チーニ―等の紹介から靴磨き、修理までを記事にしているので興味がある方は是非ご覧ください!